IndexNo:160:私たちは「できない」と「しない」を混同しない
いまさら英語の勉強でもありませんが、CAN NOTは、「不可能」であります。また、DO NOTは、自分の意志で「やらない」です。このように書くと区別は明確ですが、花き業界では仕事の中でよく混同されます。 やってもないことを「できない」というケースが多いですね。「やらない」は意志だから、何故やらないかを問うことができます。「できない」の場合は何故できないのかと原因を追究することになります。 「できない」を論理的に発展させると不可抗力の原因があるか、能力がないかのどちらかになります。たとえば、雷雨でゴルフができないのは不可抗力だし、私達がプロ野球の選手になれないのは技術がないからです。 それにも、かかわらず、仕事場で「できない」を口にすることが、非常に多いのですね。それは、不可抗力でない以上は「できないのは自分がダメだからだ」と公言するに等しいと思うのです。 私から、「君はこれからこの仕事をしてくれ」と言われて文句に近いことを言ってくる人がいます。本人が理由ずけして、いかにも正論を述べるように。私は帰ってくる返事で、その人の能力が判断できます。仕事のできる人間は意見を述べますが何分もたたない内に「分かりました。やってみます」との答えが返ってきます。 地方のローカル市場で大型市場と対等にネット(Web)サービスというものを始めて、大変な毎日でしたが。ネット(Web)サービスを完成するためにも、私たちはCAN NOTとDO NOTを混同しません。何もやらずに「後悔」するより、何かをやって「前進」して完成させた方が花き業界のためになりますし、それが将来の財産になると思います。出荷者と買参人とエンドユーザーのために、そして業界の発展のために努力します。 |