IndexNo:165:7月20日付index163に関してのメールについて

7月20日付のコラムについて多くのメールを頂きまして有難うございます。「大型市場に勝てること」については、私は今でもそう思っています。何故なら最高のスタッフと最高の・・・・と述べていますが、本日はそれについて書かして頂きます。
             
大企業に比べて中小企業のほうが、一人の部課長が、会社の盛衰、存亡に与える影響力は格段に大きいと思います。ナポレオンは「ライオンに統率された羊の群れは、羊に統率されたライオンの群れにまさる」と言ったが、中小企業の部課長がおとなしい羊であれば、お先真っ暗であると思います。これでは、チャンスをみつけ、ものにするどころか、飛び込んできたチャンスも素通りし、社長が必死で考えた戦略も空回りし、かき集めた資金もドブに捨てる結果になります。

世の中小企業の多くが、いつまでたっても大きくならず、お粗末な経営基盤と財務内容のまま、ビジネスの世界の荒波に木の葉のようにほんろうされ、社長ひとりが、じたばたしたあげく、あえない最期を迎えるのも当然といえるのです。

危機の非常時にも臆病な「羊発想」にこだわる部課長にはお引とりを願い、ライオン発想で考え、行動する部課長だけでことにあたらなければなりません。そこに始めて、わずかなチャンスをものにし、危機を切り抜ける可能性が生まれてくると思います。さもなければ、必死で調達してきた資金も生かせず、起死回生のチャンスにも気づかず、気づいてもものにできず、社長も疲労してとんでもない誤った判断を繰り返し、会社はあえなく最期を迎えると思います。

私もそうですが弊社の社員も、そして会社もよく攻撃型市場と言われます。それは常に、会社を守ることと、伸ばすこととを念頭に行動しているからだと思います。目の前に飛び交う火の粉は振りはらわなければいけないのです。「私たちはプロだ」という自覚の中で精一杯、買参、出荷者と業界のことを考えているからだと思います。