IndexNo:167:お盆!亡き兄のお墓参り

この異状気象で商品が少なく、前年対比70%の入荷量で多くの買参人、生産者にご迷惑をおかけした商戦でありました。エンドユーザー(一般消費者)には申し訳なかったと思う。160円の大菊、100円の小菊と高値で取引され、集荷体制にも影響が出て全国の市場、産地から荷揃えのためにご協力を頂いた。

今回の荷揃えで思うことがある。普段から「社内コミュニケーションをよくしなければならない」と言われるのは、人間関係をよくして気持ち良く働くことが目的ではない。あくまでも、社内コミュニケーションが悪くなれば荷揃えができなくなるからである。情報が届くべきところに届いていない。あるいは届いてはいるが、その内容を間違っていたり、不充分だったりすれば明らかに荷揃え(利益)ができてこない。

私の亡き兄の7年忌が今月の2日に行われた。今の私に商魂、商売を実践を通じて教えてくれた兄だった。事あるごとに、「ここで兄貴はどう対処するだろう」と現在の私は兄なしでは考えられないのだ。その兄の嫁(義姉)と娘(裕美)とは本当に仲がいいし、実の兄弟、妹以上の思いで付き合いをしている訳だが、その兄嫁と裕美と昨日、墓参りに出かけた。私は兄の墓前でこうお願いした。「これからも全ての人を見守って欲しい、都城園芸花市場と宮崎中央花きをあの世から手助けして欲しい、頼む。」

実際には、私が部下とともに、具体的にどのような基準で判断し行動することが「会社の利益」に結びつくことが現実であるが、ひとりになった時の兄頼みは私自身の弱いところであるのかもしれない。私もひとりの人間なのである。