IndexNo:176:花き市場も早急にネット(Web)化を進めなければいけない。

今週も昨日、今日と東京、川崎に出向した。今まで年に数回程度しか東京に足を運ばなかったが、今回は色々な角度で花き業界を、そして宮崎を見ること(比較)ができる。全国の花き市場の内、ネット(Web)化がされている会社が大変少ないのには驚いた。来年早々にはJFTDがネット(Web)で取引(従来はFAX)を行う。しかし、生花商及び出荷者をリードしていかなければいけない花き市場が遅れている現状では、非常に残念に思う。たとえ保守的な市場業界であってもネット(Web)化を進めるべきだろう。いや進めなければいけない。

会社の中に閉じこもる管理職は、時代錯誤という認識を持つべきである。何故なら、机にへばりついている管理職は、ナマの情報をつかむことができないからである。ひとつの殻から外に出て、世の中の動きを自分の目で見る、自分の耳で聞く、といったことから得られる情報こそが、本人にとっても企業にとっても真に有益な情報と言えるのである。「人と会うことで視野が広がる。異業種の人達の意見というものは非常に参考になる」というのは、大成したほとんどの経営者に共通する意見である。ところが、現在では業界または社外に人脈を築けない経営者がなんと多いことか。

複雑多様化し、また、めまぐるしく変化していく今日にあっては、さまざまな世界の人のモノの見方、考え方をどんどん吸収していかなければ、とても追いつけない。時代の風を肌で感じ取ることができなければ、先を読むことはできないし、正確な判断はできない。今日の花き市場は、先手先手で、なるほどと思えるような新しい発想を打ち出し、変革していかなければならないのである。