IndexNo:191:労力を惜しむよりも時間を惜しむ
先週のコラムでの『空』について28通ものメールを頂きまして有難うございます。みなさん、思っていることは一緒のようで、それだけ今の生きている中で、私たちは時間に余裕がないことが問題なようです。今年は仕事に生活にと余裕をもっていきましょう。 時間コストを常に意識しないと、プロとしての仕事はできない。量をこなしていくことで、初めてプロとしての仕事になる。だから若いうちは量をこなすことで勝負すると良いと思う。つまり、常に単位時間当たりの仕事量を優先する考えをとり、力をつけていくことだ。 仕事のできる人、自立している人は必ず人よりも短い時間に多くの仕事をこなせる。そういう経験を多くしているし、そのなかで自分の仕事術を身につけているからだ。追い詰められた時、できる人はどのような仕事の処理をしているか、人をどう使い、どう動いているかを見るべきだ。そこにノウハウがあると思う。それを学べば黙っていても力はつく。労力は惜しまなくてもよいのだ。時間を惜しまなければ、私に恵まれた将来はないのだ。給料が決まっているからといって、ゆっくりのんびりとやるひとは、一生、会社の決まった給料から抜け出せないひとである。 多くの量の仕事を人より短い時間にこなせるようになれば、好きなことをする時間ができるし、いらぬストレスをかかえることもない。さらに自分なりの仕事術が編み出され、仕事の質も高まってくるとおもう。「空」を見る余裕もない、私たちが今、変革しなければいけないことは、3年先のことではなく、10分、30分、60分先のことを読むことから始めなければいけないのかもしれない。 |