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先週のコラム記事に際し、全国の方々からお悔やみ、励ましのメールを頂き、本当に有難うございました。母の花に対しての「思い」を胸に刻み、これからも精一杯、一生懸命努力いたしますので宜しくお願い申し上げます。

宮崎では壽屋倒産後、地元の方々の努力でカリーノみやざきという集合店舗がオープンした。非常に素晴らしいことだと思う。今、イオンを中心にここ宮崎でも大規模小売店舗が攻勢をかけようとしている。私達も弱小の市場として同じ想いでカリーノみやざきにエールを送りたい。これからはエンドユーザーが何度も足を運ぶような店舗づくり、また商品構成にしなければいけない問題が大事なのであるが、成功してもらいたいものである。そのためにはアイデアはもちろんのこと、体力勝負なのである。

体力とは、「頭」をつかうときの基本の力である。ビジネスにおいてまず問われるのは、頭のよさよりも頭の強さである。集中力、そして肝心なことだけ覚えられる程度の記憶力があればよいと思う。また、悪いことはきれいさっぱり忘れられる忘却力と楽観的な性格があればもっと良いと思う。仕事のできる人は、一緒に出張にでもいけばすぐにわかる。そこでどれくらいの時間感覚で働くかが、わかるからだ。飯を食べるのも速し、歩く速度も速いのだ。必要なのは、ものごとを速く片付けられる「頭」と体力である。疲れたときに今ひとつ、欲張って踏み込まれるかどうかで勝負である。もうひとつプラスして、何かを得ようと「目」が輝くかどうか、手が伸ばせるかどうか。つまり、いつも人より踏み込んで闘っているかということである。

それとともに、疲れないように自分をいかにコントロールできるかというのも大切な能力である。疲れたときに悪い顔になる人は伸びない。よい顔を持続できる力を鍛えるべきである。顔を見ていたら、すべてがわかる。体力と集中力があって、気分がのっていればよい顔になるのである。死んだような顔をしていては、仕事の方から逃げていってしまう。