IndexNo:219:こんな油断は見逃すな
先週のコラムに際しましては掲載を休止しました事、心よりお詫び申し上げます。多くの方からコラム休止についてのメールを頂きました。実は先週の火曜に県北の花商さんとのゴルフコンペがあり、2ホール回ったところで腰を痛めてしまい、4日間会社を休みました。椎間板ヘルニアと診断され今でもコルセット装着の状態でございます。おまけに痛み止めの薬が強すぎたせいか、薬疹のオマケつき。最悪の状態にてコラム記事を書いております。ハードな日々が続き、無理がたたったのでしょうか。いつまでも若いと思っていたら・・・・ダメてすね。 我が社では、毎日の売上と累計売上、前年度の比較等を役員と社員全員にわかるように掲示板で知らせている。しかし、残念ながらその実績をその日のうちにきちんと確証する人は限られている。販売を担当する特定の部署、あるいは特定の役職以上の立場にあるような人達だけが、一日の終わりにこの数字をシビアにチェックしているのである。経営という言葉が堅苦しいなら「商売」という言葉に置き換えてもいいが、それはあくまでも「日々」行われるものである。一日一日の業績の積み重ねなのである。 全社員が毎日の業績に敏感な社風は、営業以外の社員が、営業を支援する温かい目で応援するという社風でもある。そのような環境のある花き市場では全社員が売上を上げることの大変さを知っているから、数字に敏感な社風ができてくると思う。たとえば、花々を売り、利益を上げることは大変なことだと全員が理解しているから、わずかなお金でもムダにすることはできないという価値観が根付いている。コストダウンにも積極的に取り組むし、営業部隊への励ましや協力を惜しまない。 販売を専門に担当する営業部は、精神的に全社員に支えられているだけではなく、総務や経理の人達の協力で売上を上げていることに士気を高められる。とにかく、すべての社員に「売る」という行為に関心を持たせられるかどうかで業績が左右されると言っても過言ではないのである。そして、一番大事なことはお客様の満足する商品の提供とお客様の身になって接することも忘れてはいけないことである。いつかは私たちの花き市場は花々を『売る』ことと、心からのサービスを『売る』会社になるのである。 |