IndexNo:231:9月商戦

9月も終わり、事業年度も半年が過ぎた。8月に続き、9月も市場売上が減少した。大きな原因は鉢物の落込みであり、切花も厳しい状況であった。鉢物に関しては、夏場の天候で出荷減のために市場入荷が約15万鉢減少している。また、小売等も景気が戻らず、売店も苦戦続きの連続であり市場相場に影響した。切花はお盆の商品の品質の低下、また、彼岸時の商品不足により思った以上に単価が上がらず、少々ながら売上を落とした。10月からの相場予想は前半は菊関係の高騰により、滑り出しは好調ではあるが中旬から一挙に大菊が増加してくる関係で昨年並みの相場か、弱含みでいくのではないかと予想している。

私達、市場業界は生花商、園芸店、量販店に販売を頼っているので、これらの業種が元気でなければ厳しい状況になるだろう。しかし、市場としては花、鉢物を売るだけではなく販売店の状況と販売店のニーズ(消費者ニーズ)に答えていかなければいけないだろう。そのためには、いつも社員に言っているとおり『足』で稼いでいかなければいけない。10月から入荷量30%アップを社員に伝えた。最終的には出荷者の皆さんの判断になるだろうが、どうしても集荷しなければ最悪の状態になるのだ。

ネット(Web)サービスは順調に推移しているが、まだまだ販売先が足りない。県外の発送等の問題も解決しなければ、ここで終わってしまうのは間違いない。今後、第3段階の販売サービスに着手していくが、それが何かは11月中には発表できると思うので期待してほしい。とにかく、何かをやらなければ売上は伸びないし、今以上のサービスもできない。それには綿密な打ち合わせとシステムの構築、サービスの告知等の問題を克服しなければいけない。もうしばらくの時間を頂きたいと思います。