IndexNo:232:宮崎の農業
今日、衆議院が解散される状況である。宮崎県選出の衆議院議員の江藤先生、大原先生、堀之内先生、持永先生と4人の代議士が引退をされる。県内の農業がここまで飛躍したのは4人の代議士のお陰だと感じているし花き業界が伸びたのも江藤先生を中心とした代議士の皆さんの賜物であることも間違いのない事実である。日頃、私達は自分達で支え、伸ばしてきたと思っているが、経済を含むすべての分野でこの方々が方向付けをしてくれたことを感謝しなければいけないだろう。次の後継者がまだ、決定はしていないが県民の為にも県全体の経済の活性化に努力してもらいたいものである。とにかく期待したい。 宮崎では最近を問わず「観光」の文字が目立つ。スカイネットアジア航空、○○リゾート、シェラトングルーブ、各地のゴルフ場などの話題が飛び交っている。県の行政も観光を第一に考えて色々な補助金を出すことで新聞等をにぎわしている。では、農業関係ではどうだろう。東京へはSNA就航の関係でたしかに安く便利になった。反面、農業ではマイナスの部分が多々出ている。SNAの使用するボーイング737で旅客専用の機であり、荷物を積めない。ANA、JALに至っては飛行機が小型化されてきて前ほどは量的に積載されないことも理解してもらいたい。東京発送の荷物が鹿児島、福岡経由で東京へ飛ばされているのだ。そのために高い経費を使い東京へ流通させて農業経営を圧迫させていることも事実である。 宮崎は観光都市であることは間違いないが農業県でもあるのだ。宮崎県内の消費者の半分は農業に従事する方々であり、農業従事者に『金』が回らないと小売分野では伸びは望めない。それに関しては小売業界は身にしみてわかっているはずだ。行政も私達、流通関係に携わる者は農業に関わるすべての人達を守るべき責任をもっている。今一度、県内の農業を再構築しておかないととんでもない結果になってからでは遅すぎるのだ。 衆議院選挙が終わり、新しいリーダーになった方々に是非、この旨を理解していただき農業と商業に目をむけてもらいたいと思う。「観光」も結構だが誰達が経済の底辺を支えているか、勉強して欲しいと思う。私が代議士になれればいいが、とうてい無理な話なのである。経済の向上の原点を理解していただきたいものである。 |