IndexNo:236:反動は必ず来る

11月に入り。、高温が続き、大菊を中心とした菊類は全国的に過剰入荷で相場の下落に歯止めが効かない。雨が続いたことも要因の一つであるし、その為に小売が完全にストップし、葬儀を中心とした仕事花も減少したことも苦戦している原因である。北海道の花き市場でも、「売れない菊」が溢れ、仲卸も苦慮している。しかし、この相場も長続きせすに、来週後半には入荷が減少し昨年並みには戻るだろう。

私達、花き市場の相場は、常に『反動』と隣りあわせである。ここ1週間は安価で取引されているが、必ず高値で取引されることが、あとに続いている。秋の雨は、ひと雨来るごとに寒くなるものであるし、逆に春の雨はひと雨来るごとに暖かくなってくる。来週の後半には大菊が切れ間になると予想される。そうなると、また大菊を中心に高値で取引されるのである。

ここまで安相場が続くと、生産者の方々も大変であるし市場も厳しくなる。また、買参の方々も市場から無理やり買わされ在庫が溜まってくる。今日も市場に買いに来られてない買参の方々が多いのは当然の結果であろう。ネット(Web)販売を中心とした相対販売も低迷しているし、ホームページアクセス数も少なくなってきている。昨日は、20万ものアクセスを頂いた記念すべき日なのに喜んではいられないのが現実である。