IndexNo:240:宮崎の12月の花市況予想
今週もあいかわらずの暖冬でセリ場にも活気がない状況が続いている。明日は、年末商品の企画市第一弾である松市であり、全国の松市の相場が気になるが、『宮崎はみやざきで』という気持ちで動こうと思っている。松という商品が年々、売れなくなってきているのは事実ではあるが、正月には欠かす事のできない商品であるのも間違いない。当社では、明日の午後からネット(Web)上で若松、オモトを販売するし、購入予定の方々には是非、利用して欲しいと思う。 カジュアル菊が前進してきていることは、先週のコラムで述べたが、一部産地では遅れている状況になってきている。24日以降に出荷されることで、これまたアタマをなやましている。中部の産地では年を越しそうな状況下であるところもあり、毎日が情報の修正に明け暮れている。また、思った以上にカジュアル商品に注文が減少しているのも本当であるし、この暑さのお陰で仕事花が完璧に止まってきていることも原因の一つに上げられるし、2年続けての年末セリ相場の下落でセリ中心の仕入になってきていることも要因である。 さて、よく買参、生産者の方々から聞かれることだが、年末市況の予想であるが、24日以降に高相場のヤマが来るのではないかと思う。要因として、①カジュアル菊の注文が全国的にかなりの減少でセリ買いが増えてきていること。このことは安価な相場はつかずにセリが平均して流れていくことであること②全国の産地で若干の遅れが目立ってきていること。では、どのくらいの遅れというと25日以降に出荷初めが、かなり多いことも情報もひとつ③2年続けて、年末相場が下落して1月前半が高値で取引されていることで、宮崎、鹿児島では2割位の生産者が12月後半と1月前半に分けて出荷ができるように生産している④暖冬にて20日からの出荷分が5日位早めに出てきていることで、セリ場に谷間が出てくることが予想される。現在ではこういう状況だが、これからの気温、気候によっては変化があるかもしれないということを補足しておきたい。 |