IndexNo:242:切花は晴れ、鉢物は曇り
先週の土曜日(13日)に千両、梅、南天などの企画市があった。買参人の方々の元気と、この市のために3ケ月も前から動いた結果、松市に続き、企画市も過去最高の売上となった。塩害の心配もあったが好調に販売され地元産もセリが止まることなく売れたし、南天も熊本の北野さんの商品が色付きも悪かったが、昨年より30円高で取引され、北野さんの「おもい」が買参人の方々に通じた結果でもあった。梅もかなりの高値で取引され昨年の相場安を吹き飛ばす程、好調であった。 12月に入り、切花が好調であり、相対の商品も、お陰さまでカジュアル菊他もすべて完売となった。このことが追い風となってきており、最終日までこのまま進みたいものである。しかし、鉢物は苦戦の連続であった。苗物で厳しい取引が続き、シクラメン、ポインも出荷量の増加で低調気味であったことは来年の反省である。やはり、切花同様、相対を推進していかなければ生産者、買参人の方々に最終的にはお掛けすることになるのである。すべて、早めの販促活動を指示しなかった私の責任である 今年も残り10日となり、日頃から『足』で稼ぐことを言ってきたが、鉢物のように結果が出ないこともある。しかし、何かが残ったことは間違いのない事実である。『足』で動くことが、次のステップの始まりであることが理解できただけでも収穫だと思う。簡単に切花が良いといっても8月から動いてきたことの褒美でもあるのだ。営業社員の「熱きおもい」が相手様に伝わるから、これからの成長に役立つし、反省として振り返られる環境ができるのだと思う。社員は『宝』だと言われるが、動くから宝であり、何もしなかったら、タダのゴミである。残り10日間、社員と同じ痛み、苦労を共にし、精一杯頑張ろうと思う。結果はどうあれ、ようするに『やったか』『やらなかったか』なのである。 |