IndexNo:274:台風の影響
関東または近畿方面に進むであろうと思った台風10号が、31日から1日に掛けて九州に最接近する。8月にこのような動きをしてくる台風は本当に珍しいそうだ。また、大きな勢力を持った高気圧の関係で進行速度が遅くなってきており、停滞し雨、風共に強くなってくると思われる。県内外の産地も心配である訳だが、県北部の高冷地産地である高千穂に影響が出てくるのであれば、輪菊、カジュアル菊と大きな痛手となり最悪の状況になるし、大分でもホーズキと新鉄砲百合の産地が進行方向の正面にあり、当社のお盆商戦にかなりの影響が出てくるものと思われる。 生産物に影響が出てくるのであれば、その商品をどのように販売していくかが大きな課題となってくる。9日の週からは、最高の状態であれば、単価もついてくるのは当たり前で、台風などで傷んだ商品をどのように販売し、生産者の方々に最低限の収入があるようにすることが、当社の使命であると思う。 当社の買参の方々や量販店に話を聞いてみるが、皆、小売部門において悲鳴をあげられている。この高温続きでは、仕事花以外では苦戦されている状況なので、お盆商戦に期待されている方々が多い。今日の午後から行なわれる営業会議では、各担当者からの現況と台風の被害を仮想した販売の動向が発表されると思うが、当社がそれに対応できるかがお盆商戦のポイントになるだろう。尚、5月、7月に続き8月までも同じ状況であるならば、花き業界は沈んでしまう。 |