IndexNo:278:台風16号の影響
今期最大の台風が28日から29日と九州を直撃するおそれが出てきた。最大風速も50Mを越える大きな台風である。宮崎は台風の西側を通過する予定であり、雨、特に西よりの強風が心配である。秋彼岸商戦への影響が懸念されるし、年末商品の苗等の植込みやハウスの倒壊で1月、2月の出荷物にも多大な影響が出てくるものと思われる。担当者には、台風の被害の状況など生産者の方々の状況把握を徹底するように「社長命令」を下した。また、31日(月)セリ分の集荷にも影響が出てきそうである。東北、北海道、沖縄をはじめとする産地の商品が航空機輸送の関係でストップし、買参人の方々の仕入にも、多大なご迷惑をお掛けする事態になってきている状況である。 8月後半は昨年以上に買参の「買い」が強く、いい流れでセリも進んでおり、9月の秋彼岸に向け、最高の状況で進んでいたのに、この台風で水入りとなってしまうのである。しかし、ネット(Web)販売を中心に花きの需要は増えてきているので、上記に揚げた荷主さんの被害の状況は重要視されるのである。生産者の方々に最小限の被害若しくは何もないように熱望している。 ところで、先日、私のバソコンのHDが故障し、NECのサポートの方に修理を頼んだのである。営業の一環といえ、サポートの方にあそこまで丁寧にして頂き、私自身驚いている。できそうにもない要望に対して「できるかもしれません」と期待をもたせるのは、罪なことである。ところが、多くの営業マンは顧客の要望をよく検討もせずに、自分の都合を優先して「できません」と簡単に断っている営業マンが多いこと。顧客の要望に対しては、代案や新たな提案で乗り切るのがプロの仕事であると思う。いくらでも「ノー」と言わずに済む方法があるはずではないか。今回のNECのサポートの方は普通の仕事をしたのかもしれないが、私は、ひとりの顧客として感銘を受けたことは事実である。 その場で結論を出せないようなことでも、時間をもらって検討する姿勢は必要であると思う。こうした努力を私のような顧客は必ず理解してくれるはずだ。誠意のある営業とは、何度も訪問すること、こちらの都合で一生懸命やることではないのである。顧客の要望を実現できるような『動き』を具体的に示すことではないだろうか。従って「ノー」と言うことは、こちらの誠意を自分で断ち切ってしまうことを意味していると思うのだが、どうであろう。 |