IndexNo:281:市場法改正は地方の市場にはビジネスチャンス

秋彼岸も月曜日のセリを残して、荷の方も活発に動いてきた模様である。洋花系も高値で取引され、菊系も底値が上がり高値との格差がなくなり、買参の方々も思うように仕入ができないでいる状況であった。ここまで台風の影響が出てくると、県の被害額の大きさがうなづけるものである。今日も高千穂からJAの担当者と生産者の方が3名お見えになっていたが、「今後、菊に関しては、病気などで花痛みが増す」とのことで、これからが地元産地市場としての責務を負えるかが、「産地を育てる」というポイントになるだろう。

今週の火曜日に東京にて中央卸売市場部会を開催した。業務規程、施行規則などの協議を進める中で、地方の中央卸売市場の集荷、販売の厳しさを実感した。しかし、今回の市場法改正の中での取引や集荷の件に際し、大きなビジネスチャンスが生まれると思う。その為には市場法を理解しアクションを起こすことが大事なことである。確かに東京都の中央卸売市場は、法改正での実務においては国内の市場をリードするが、集荷、販売面では同じ土俵に乗っている筈である。その土俵上で気合を入れて『動く』か『闘うか』なのであると思う。