IndexNo:306:燃える集団をつくる

11月から1月までは市場売上も順調に推移してきたが、2月に入り、前年比において厳しくなってきている。昨年は切花.鉢物共、高値で取引されてきて、生産者の方々も重油代(ハウス暖房)がとれた年であったと思うが、今年は雨が多いせいか小売が苦戦して、市場価格も低迷している。菊類は若干のもちあい価格であるが球根系が低迷しているようである。この雨も明日には回復し、週末には絶好のキャンプ見学(プロ野球.サッカー)日和になるはずである。また、来週月曜から一級の寒波が到来し-1度くらいの日々が続きそうで、「南国宮崎」でのキャンプも「雨」や「寒さ」で選手も大変だと思う。

当社の忙しさも半端ではない。3月彼岸商戦に向け、全員で動いていくことは勿論のことではあるが、4月には九州花き卸売市場連合会の総会が「みやざき」で、5月には日本花き卸売市場協会の総会が続けて「みやざき」で開催される。また、5月は株主総会も控えているし、3月末締めの決算もやらなくてはいけない。市場法改正での中央卸売市場部会を開催するにあたり、全国の市場調査も重なっている状況なのだ。通常も忙しい毎日であるが、今年は地獄の日々になることは間違いない。となると、やはり『身体』が資本であるので気をつけなくてはならない。腰もようやく治ったので、1日々をムダにしないように動いていかなければならない。

忙しい日々が続く中で「努力していることに甘える」ことを忘れてはいけないと思う。自社として、トップとして、できる範囲で最大の努力をしていると思っていても、ビジネスの社会を広く見渡せば、どの市場も似たような努力しかしていないものである。しかし、本当にやるべきことを確実にやっているかと言えば、大多数の市場ではそうではないはずだ。本気で意識を変えなければならない時期にきていることも事実なのである。ライバル市場が本気になって攻め込んで来ているときに、また新規参入してきた会社が急激に伸びているときに、現状に踏みとどまったとしても、それは「後退」を意味するだけである。今こそ、『攻め』の経営をトップである私が先頭に立って進めなければ、生き残ることすらできないのである。猶予はない。忙しさの中でもトップとして部下にどうやって火をつけるのか、自分自身をどうやって燃えさせるのか。『燃える集団』をつくっていくのは私であるのだから。