IndexNo:312:新年度スタート

中央卸売市場に入場し、10年目を迎える新年度に入った。多くのアイデアやアクションを起こしながら、精一杯努力してきた10年間であった。これからの10年で、花き市場も業務内容の変化や昨年からおきている市場再編や市場合併なども全国的におきてくるものと思われる。こらからの10年が当市場の生き残りを掛けての勝負の年になるのではないか。

今週は離任式や卒業式などのイベントも一段落して価格も落ち着いてきた模様である。葬儀などの仕事花も減少し、大菊も若干であるが弱含みで取引されてきた。先日の3日間の雨でスイートピーが花シミの関係で下落して商品にならないものが多く出回り、セリ人も販売に四苦八苦していた。反面、カスミ草などの引き合いが強くリップなとの球根系が温暖な気候の影響で厳しくなってきた。

今日は、午後から高千穂(宮崎県北東部)の花き園芸振興会の総会に出席する。昨年からJA関係者や生産者が出荷先の統一化やグラム数のアップなとで大菊の品質が良くなってきた産地である。昨年の数回に及ぶ台風で大きな打撃を受けながらも、当市場に安定して出荷していただいた産地でもあるのだ。今日は10分程度の講話があるので、昨年の反省点や今年の目標などを具体的に話してこようと思う。取引も30年近くに及び、更なる飛躍を期待する産地だけに、期待と改善に私も努力する所存である。