IndexNo:316:開拓者精神を持たなければならない
今週は、母の日商戦を前に一部の品目を除き、安定した価格で取引されているようだ。決算期を迎え、現場に出る時間が減ってはきているが、市況を見る限りでは昨年程ではないが、この時期としては好調な取引ではないかと感じている。この4月は全国的に市場売上がダウンしているようだが、弊社は、切花も大きく崩れることなく取引され、とくに中旬から下旬にかけての鉢物の好調な売れ行きに伴い、昨年並みの売上は計上できそうだ。 ところで、流通業界での販売に於いて、今や主流になりかけているネット(Web)販売だが、今年になって、現存Webのバージョンアップか、それに変わる「新規な販売手法」を毎日考えている。もちろん、ネット(Web)販売は本流としては続けていくが、地方の花き市場ができる限界数値のことを考えると不安になることは事実である。今、ひとつアイデアが浮かんでこないし、ヒントを探してはいるが少ない情報の中で模索中である。販売の開拓において、生き残れるための何かを作っていかなければ、厳しい状況下になったら持ちこたえられるはずがないと思う。 ある方にネット(Web)も完成できないでいるのに、次を考えることはおかしいと言われたことがある。そうだろうか。私自身、会社の存続のためには次の、いや次の次の次まで計画をもたなければいけないと思う。妥協で経営をしていたら負け組みに食われてしまう。勝ち組に残るためにも、開拓者の精神が大事ではなかろうか。 開拓者精神とは「できあがったものに頼らず、自分の力でゼロからモノを創りだしていこうという強烈な熱意」である。しかし、この段階で間違ってもらっては困ることがある。それは、会社の将来を考えるのは経営者の私の仕事で、他役員や社員は経営者の敷いたレールの上を走るだけだという考えだ。経営者にできることは、どの方向にレールを敷くかを決めることで、実際にレールを敷いていくのは担当の役員や社員なのであると思う。また、そのレールを伸ばしていくのは、今後の私達の課題である。課題を解くには『我、今何をするべきか』なのである。 |