IndexNo:317:危機意識だけが販売を強くする。

母の日商戦も今日で無事に終了した。当社は、事前の情報収集の成功と相対販売増と、そして社員の例年以上の頑張りで昨年並みの売上は計上できた。営業の社員の努力と頑張りには頭が下がる思いである。とくに鉢物では、県外花き市場の「販売苦戦」情報は社員の耳には届いていた筈でり、当社では営業1・2課の課長を中心に、販売における危機意識を持ってやってくれたお陰で、切花、鉢物と迷惑を掛けない相場では取引できたと思う。また、特販の部門でも昨年以上の成績を収めており、担当部署の努力に感謝している。社員の体力も今日の姿をみると限界にきており、早く休ませたいと思っているし、心から「ご苦労さまでした」との声も掛けていきたい。

母の日の小売状況は、明日から本番を迎えるが、ショップ、量販店での状況は視察に動き、判断していく予定である。天候にかけては、晴天が日曜まで続き申し分ない状況で販売できるし、商品も品質が年々よくなって来ている為に売りやすい・買いやすいと踏んでいる。後は、コンビニとネット通販の影響がどこまで出てくるのか、これも土・日と視察にて情報を盗りたいと思っている。また、ヤフーや楽天等のオークションでの「母の日プレゼント用の商品購入」は調査している限りでは、売れが鈍いと視た。このルートでの販売は浸透するまで、あと数年はかかるだろう。

新聞等で自動車の新車販売が好調であることの記事が掲載されている。また、マンションや中古住宅の販売も好調を維持してるそうだ。そして、倒産する企業も減少している。ここ1年の生き残りを賭けた生存競争の真っ只中で『危機意識』が欠けていれば、会社はつぶれる。どの企業でも言えることだが、幹部や社員の「甘え」がなくなってきたと言える。「自分でやるしかない」という危機意識を持ってやっているからだと思う。金がない、人がいない、時間がない、商品が悪い、景気が悪いといった、思いつく限りの悪条件を克服できるだけの強い精神を持ち、不退転の覚悟で望むなら、そこに思いがけぬ知恵が湧き出て、思いもかけぬ道が開けてくるのであると思う。