IndexNo:318:母の日商戦で思うこと
今週は母の日を終えたことで、花商の方々もお疲れのようで、買参の方は買い控えされている。毎年の恒例であるが、花き市場は母の日が終わると販売面において苦戦の連続になる。今年も菊類を中心に下げはじめ全体的に弱含みで取引されている。 今年の母の日は、GW明けでのショップの販売になり心配していたが成績は昨年並み若しくは昨年以上だったと聞いている。状況としては鉢物が好調で切花は苦戦したそうだ。ここ3.4年の傾向だと思うが、消費者はカーネを中心とした鉢物(草花)に目が向いていることが理解できる。しかし、切花も悪かった訳ではなかったようで例年並みには販売できていると聞いている。当社の相場も2日(月)から6日(金)まで安定した価格で売れていた。県外の花き市場の状況は、月水が安価で取引され、金曜にバカ値がついた市場が多かったと聞いている。 荷主が発送し、来るものを売る市場が未だに多いことに書生は残念に思う。確かに思いもよらない所から発送されてくる場合があるが、計画的に販売していくことが5対5(出荷者5・買参5)原則ではなかろうか。当社も何年か前までは、相場が読めない状況での販売であったが、そのことを反省し、買いやすい、出し(出荷)やすい市場作りを考えてきた。こういう時代だからこそ、花き市場は努力すべきはないかと思う。とある荷主さん(生産団体の長)は、「これからは安定して販売してくれる市場に生産者も出荷していく筈です。」また、ある花商さんは「安定価格で1週間購入できたので計画的に販売できました」と言っていただいている。 結果的には成功裏に終わった母の日商戦だが、やはり社員の頑張りがあったからだと認識している。ここまで頑張ってくれた社員に2日間の連休をあげることにした。リフレッシュ休みとして与える訳だが、今後も精一杯、一生懸命頑張ってくれるだろう。感謝の気持ちでいることは皆わかってくれていると思う。今日は株主総会が開催されるので、社員の頑張りも株主に伝えようと思っている。 |