IndexNo:321:消費者の金の流れに注意する。

今週の切花は、例年並み?の低調な価格での取引となった。これからの状況は更に厳しくなってくるのではと予想している。原因として、冠婚葬祭での仕事花需要が極端に減少しており、小売も母の日以降<厳しい状況であるためだ。当社も、4月から計画通りの売上を計上したてきたが、うまくいかないものである。鉢物は、苗物が入荷量減のために比較的に好調に販売されているので、鉢物全体を押し上げている状況である。ところで本日、大きな商談が入ってきた。青果仲卸の社長(先輩)からのお話で、ビジネスチャンスとして成功させるためにも動いていく所存である。私をはじめ営業の諸君も忙しい体だが、ムチ打ってでも頑張るしかないだろう。

イオンモールの話になるが、オープン後2週間を過ぎても盛況が続いている。市内は勿論だが、県内外からの客が多そうだ。県の南部に位置する「串間市」というところがある。串間市の花きの生産者が夫婦でイオンに買物に行くとのことで、当社にお見えになった。色々な話をしていると、串間ではイオンモールがちょっとしたニュースになっているそうだ。「行ったか」「行ってないか」だそうで、考えてみると宮崎市内の中心市街地の商店だけの影響ではないのが理解できる。イオンの販売シェアはせいぜい50K範囲内と考えいたが、大きな間違いであったことに気付いたのである。

県内全域となると、消費者のイオンでの購入代金は県外に流出する。経済はお金が回ってナンボの世界だけに金の流れが一方通行になると宮崎県全体の消費が更に冷え込むものと予想される。ただでさえ生鮮業界は厳しい状況なのに歯止めがきかなくなるのではないかと思う。これからのイオンの集客数に注意していかなければ我々、花き業界も「不景気」という大きな波をかぶることになる。