IndexNo:328:お中元に感謝
今週は苦戦続きの日々であった。月曜から2日間、東京の大田花きに商談と仲卸の方々との協議に行ってきたのであるが、市場に不在であった月曜日から菊類をはじめとする品目が安価で取引されてきた。菊類のなかでも黄大だけは、関西及び中国市場で高値で取引されているとのことで、担当者は産地からハッパを掛けられていた。ようやく、今朝から黄大の価格も世間市場並みになってきたが、厳しい状況であるのは間違いない。鉢物は、中元ギフトのシーズンであることで洋ラン類を中心に安定した販売ができている。 中元のシーズンであるが、先日も私の自宅宛に福岡の果樹苗木の生産者である江上冨久寿園さんから、手作りの奈良漬をいただいた。江上さんからは毎年のように、この中元時期に大好物の奈良漬をおくっていただき本当に感謝している。当社の担当者も可愛がってもらっているし、果樹苗木でも多くの出荷も頂いている。江上さんとのお付き合いは市場と出荷者との関係であるが、私自身は直接、お会いしたことはない。しかし、贈る側、贈られる側との関係となると、互いの「真心」のお付き合いになってくると思う。 この花き業界では、7月.12月とギフト商戦に頼る販売が相場を左右する。しかし、不景気の中で企業のギフト需要は減少している。これからは、企業を含めた個人のギフト需要をも考えていくべきだと感じている。私も、個人的に20数個のギフトを業界の方々に贈るが、ホームユース同様に個人宅にも浸透すれば多いに業界の発展につながると思う。しかし、このような発展につながることは理解していても実践することは、個人の力ではできないものである。これからも多くの会議に参加するので提案して実行までできるように努力していきたい。アイデアを求めてのデパートや量販店に足を運びユーザーの声も聞いてみようと思う。 |