IndexNo:329:ハンパな生き方だからハンパな仕事になる
今週は黄大菊は引き合いが強かったが、白菊は弱含みの取引であったまた、他の小菊.SP菊は安定した取引であり、球根系.草花系は、8月を前に比較的好調に売れている状況であった。お盆商品の情報であるが、大菊は黄大.赤大が5~7日程度の遅れであり品薄感、白大.小菊.SP菊は順調である。リンドウは遅れ気味、山間地で生産されている人気商品のホーズキや球根系、草花系は順調に出荷されてくるものと思われる。しかし、考慮するところもある。今夏は、九州でも北部と南部では、雨の降水量に差があり、とくに宮崎では、農家の水不足は深刻な問題であり、前項で述べた状況が変更になる恐れも考えられる。 今週は日曜から水曜まで福岡、東京と会議のために出張であった。ホテルのロビーで、ある会社の上司と部下との対話中に、ふと感じたことがあった。部下の方が何かを失敗したかと思うが、上司から「君にはそれなりの力はある」と言われ、ホッとされていたある営業社員のことである。移動の新幹線の中で考えてみたが、「それなりの力はある」と言われて、ホッと胸をなで下ろしてはならないと感じた。それは、言い換えると「ハンパな力しかない」ということではないか。「それなりの」「そこそこの」という形容詞のつかない生き方.仕事をめざす努力をするべきである。「こうなると思います」から「こうなります」と生半可な憶測を入れずに言い切ることではないか。 私達の業界でも言えることである。「世の中が不況だから何をやってもうまくいかない・・・」ではダメなのである。不況だからこそ、やれるものを考えるのだ。また、「こんな地域では売上が上がらない」ではなく、こんな地域にしかないマーケットを探すのである。ひとつの状況の表面だけにとらわれて月並みな判断をするのではなく、その状況を利用した独自のアプローチを考えていくべきではないか。そうすれば、ひと味違った意見を自信を持って述べられるはずである。 |