IndexNo:339:厳しい10月を乗り越える
昨年、一昨年とこの10月は、価格急騰で取扱高も過去10年間で最高の取扱高を計上していたが、今年は様子が変わってきている。今日の入荷数量も平年の水曜日並みであり入荷量減の割には、そこまで単価も上がらないでいるのが現況である。昨日も切花、鉢物と取扱っている花商さんに聞いてみても「台風以来、小売が完全に止まっている」とのことで厳しい状況を説明されていた。何回となく申し上げるが、それだけ台風14号の被害は非常に大きく、市場をマイナス成長へと進めるものとなっている。 平成2年の花博開催の時代が懐かしい。当社をはじめとする花き市場がいちばん景気の良かった時期であった。そして、平成11年開催の全国都市緑化フェア(宮崎グリーン博)の頃には、破竹の勢いで取扱高も伸びてきた。今年の市場法改正において、大きなビジネスチャンスとしてアクションを起こして何とか、今期の取扱高「減少」を避けてきたが、この10月で大きく落ち込むことは覚悟しなければいけないだろう。今のセリ場の現状としては、高冷地物から暖地物に移行の時期であり、商品の構成がこれから大きく変わってくるものと思われる。このような危機の現状でこそ、全役員.社員の努力で乗り越えていかなければならない。 |