IndexNo:342:9月~10月の小売事情
今週、切花では球根系の市場が弱含みで取引された以外は、安定した単価で取引された。しかし、この安定相場を支えているのは、葬儀需要での売れ筋商品であり、その他になると厳しくなってくるもの。今後は、暖地である県内産と東北.北海道の商品との入れ替り時期になるために極端に入荷減となってくる為、比較的に安定した販売になってくるものと思われる。鉢物では、苗物において野菜苗から花苗へ移行の時期であるので、入荷が減少期になってくるので11月初旬までは、単価も安定してくるものと思うし、鉢物シーズンの到来でエンドユーザーが足を運ぶ時期になってくるので、今週からは活発な取引になるだろう。 今月の20日過ぎから、小売店と量販店の方々に9月~10月の小売事情についてお話や統計を取らせていただいた。9月~10月は小売店で10%.量販店で8%の売上減であった。婚礼や葬儀には関係なく、あくまでも小売の状況である。9月は台風の関係で、秋彼岸の販売において苦戦を強いられての減少となっている。特に台風の過ぎてからの2週間は、全く売れなかったし来店する顧客も大幅に減少したそうだ。量販店では、花々も売れないが、とくに園芸資材関係の売上減が響いての数字だという。ここまで、小売店.量販店の売上の落込みが激しいとおのずと当社の取扱高も15%以上の落込みとなり、厳しくなってくるのは当然である。 |