IndexNo:347:12月、目標達成への思い。
今週、東北.関東.関西市場は、若干の下げ相場で取引されたようだが、南九州は、大菊を中心に強含みで取引された。昨日の鉢物市もシクラメン.ポイン.シンピ.コチョーランと好調に販売されて、絶好の12月スタートをきったようである。 全国の花き市場では9月~10月の取扱高が低迷し、どの市場も12月にかけている。当社も12月にかける思いが強く、営業社員との話の中でも「12月は死にもの狂いで]という気迫が伝わってくる。「台風の影響で」といつまでも泣き言は言えない状況下で『理屈ではなく行動で示す』という机上の動きではなく、現場で動くことを私を含め全社員もそのような気概のもと努力していく。 よく、このコラムの読者から動くことの発想の原点は何かという質問をメール等で聞かれる。私は、いつもこのように答える。発想の原点なんて単純なことで、みんなが考えていることに過ぎない、要は、やるか、やらないかの違いだけである。言うまでもないが、いくら斬新な発想を持っていても、その発想の価値は実行することでしか証明できないのである。「行動力]と言ってしまえばそれまでだが、その行動力を支えるのは、強い精神力でもある。 たった一度や二度の試みでうまくいくのなら苦労はしない。しかし、現状を否定した新たな試みであればあるほど、そのほとんどは失敗に終わるはずである。一度の失敗で挫折する花き市場も少なくない。そこが成功する市場との差でもある。いわゆる「過去の失敗」にとらわれて、それ以降のチャレンジを認めないという判断である。革新性が高い試みであればあるほど、失敗の泥にまみれなければわからないことが多いはずだ。失敗をするごとに工夫をこらし、何度も違ったアプローチを繰り返す。その中から少しずつ成功の感触をつかんで積み重ねていく地道な努力とみんなの目標達成への思いが必要となるのである。 |