IndexNo:352:時代の変化が課題となる。
今週は、葬儀需要での取引となり、大菊を中心に高値で取引された。しかし、昨日からの雨と気温の上昇で開花が進み、セリ場にも多くの商品が入荷し例年並の相場で落ち着いてきたようである。鉢物はパンジーは流れが良かったがその他は例年並の相場になってきている。球根系のリップも出荷増になり、草花系も来週からは増加する見込みであるので「春」の花々で市場内に活気がでてくるものと思われる。 成人式も終わり、落ち着いてきた業界であるが、この成人式についてお話したいと思う。それは、私達の時代、いや10年位前までは、成人式は1月15日と決められていた。その頃になると、何処の料理屋さんも成人の祝ごとで空いているところはなかった。この業界も15日前の週は洋花を中心に活発に取引され、花商も多くの注文を受けて夜遅くまで仕事をしていた時期であった。しかし、成人式が1月第2週の月曜日となり、「明日が成人式?」と言われるようになってきた。また、過去のように皆から祝ってもらえる式から、自分達で楽しむ式となってきたお陰で、成人式での花きの需要が激減している。 これは、12月23日の天皇誕生日でも言えることである。今更と思われる方もいると思うが、23日は休日であり、翌日はクリスマスイブである。去年のように23日が金曜でイブが土曜となると、会社帰りの方々からの注文が少なからずとも減少してくるのである。現に一昨年注文を受けた会社勤めの方々からの注文が激減したとの声が聞こえてきたことは報告しておきたい。となると、私達の業界の祝日スポットでの販売は、年々減少傾向にあることは間違いないのない事実であるので、何かのアクションを起こすことが求められてくる。このような課題を克服しながら動いていく。それが私の今年一年の課題ではなかろうか。 。 |