IndexNo:358:時代にあったネット取引
今週は、高校の卒業式需要と葬儀需要で引き合いが強く、洋花系.草花系.大菊と好調に販売できている。しかし、今日(金曜)になって百合系が下げ相場で取引されたことは痛い。鉢物は、苗物シーズンに伴い、草花も好調で若干であるが、昨年以上の取引ができている。 ネット(Web)取引も開始して4年目を迎え、アクセス数も54万件となり、地方の花き市場でも「やればできる」ということを証明させた。しかし、4年目にもなると商品アイテム数も伸び悩み、販売も頭打ちになってきているのが現状である。当初の目標であった3年目で3億という数字は達成できてないでいる。九州管内の花き市場やその他の市場もネット(Web)販売に参画してきており、ネット(Web)上での顧客の奪い合いになっている訳だが、やはり新規参入の市場に分があるのは事実である。販売にあたり、最先端のアイデアをもって来られると、4年前の先発組みは競争に負けてしまうのである。 当社も今年にネット(Web)販売でのリニューアルをしていく計画である。内容も大きく変えて、『商品充実、買いやすく、楽しんで、そして多くの方々へ』を目標としてやっていく。西日本では『初!』となる企画も思案中であり、ネット(Web)サービスに多いに期待して欲しいと思う。 最近、大分や鹿児島、熊本の空港の貨物到着所または空輸会社にいくと大都市から、地元の生花商や小口注文主(Fデザインの方々)の荷物が、驚く位増加している。宮崎では、目立った動きはないが、隣県では流通が変化していることが理解できる。顧客が欲しい商品を欲しい時間帯に届けるという基本のもとにネット(Web)販売は行われている。小口の顧客には、メリットのある最も適した取引であるので、今後もますます増加してくることだろう。支払面等でクリアすべき点はあるが、相手サイドに利点があれば、やらなければ顧客を奪われてしまうことを本気に考えなくてはいけないだろう。 取扱高が減少して気付いた時には遅すぎる。今、私がその場面に立っているからよく理解できる。花き業界のロジスティックスもめまぐるしく変化してきている。D1、D2では、勝負が出来ないでいる。D3以上の取引で行いながら顧客のニーズを情報源として取っていかなければ生き残れないのである。来週はセリ現場での改革を話したい。 |