IndexNo:362:年度末を終えて

今週は、卒園、卒業式及び離任式などで草花.球根.洋ラン等が引き合いが強く、逆に菊類は彼岸需要が終わり、このところの温暖な気候にて葬儀需要も減少して弱含みの取引となった。お彼岸の小売状況は、昨年以上に販売できたところが多いと聞いている。宮崎のような地方ローカルでは、景気がまだまだ上向いてきているとは思えないが、彼岸商戦をみる限り少しは明るい兆しが見えてきたのかと思っているところである。

年度末を終えることとなり、セリにおいての取扱高、取扱数量も減少して厳しい状況で1年間が終わった。反省点や問題点も私が知ることになっただけで10項目以上出てきており、来期に向けて早急な対策を取っていかなければならない。来期は、新規ネット(Web)販売や相対販売の強化等にて取扱高減の分だけは取り戻していかなければならない。そのためには、会社あげて全員で気概をもって努力していくことが良い結果を生み出すことになるものと思っている。

先週日曜日に、某家電会社に行ってきた。多くの夫婦、家族連れで盛況であったが、何組かの知人夫婦に会い、恥ずかしながら家計状況を聞いてみた。すると驚くことを聞いたのである。「大型の液晶テレビ、乾燥機能付きの洗濯機等を60万掛けて購入し、花々を買う、飾る余裕がない」と。景気がいい業界は、一部の家電メーカーと自動車産業とIT業界である。バブルの再来かと思うような状況であるが、この波に乗る努力も必要なことだし、エンドユーザーが家電製品を購入するように、花き業界もユーザーに購入意識を持たせる努力も必要なことではなかろうか。