IndexNo:366:北と南の特性を生かした取引でのサービス

今週は、需要期も過ぎて例年並?の相場で取引されている。また、今週も鉢物が苦戦している状況である。やはり毎週のように売り日である初日の土曜日に雨が続いているせいか、園芸店もこの雨には悩まされているようである。個々の園芸店に小売部門での話を聞いてみても、やはり雨の影響は大きいとのことで、今週も土曜日は雨模様の天気として予測されているので、しばらくはこういう状況が続くと思うが、GWに期待し、母の日商戦に繋げていきたいと考えている。

先週は、中央卸売市場部会への出席と東京・水戸・秋田と取引市場に挨拶をかねて今後の取引について協議をしてきたのである。北海道には、秋田空港の吹雪の影響?又は飛行機の故障でJAL便が飛ばずに急遽、取りやめにするハプニングが起きて、エア便での北海道行きを中止を余儀なくされた。

日本は、北から南と四季の模様が違う。宮崎では20度であったが、秋田では2度であった。おまけに雨から雪になり、前が見えない位の状況であった。冬場でも温暖な地域である宮崎では産地として、北の地域の花き市場には魅力である。逆に夏場に寒冷な気候を生かした北国の商品は、宮崎では魅力である。そういう特性をいかした市場間取引が今後進んでくるものと思われる。となると日頃から言うように『足』で稼いでナンボの世界である。市場間の競争も大事であるが、市場間の特性を生かした取引で買参、仲卸への供給のサービスができれば最高の結果ではなかろうか。

また、中央卸売市場部会での審議での役員改選において部会長に三選され、これからの中央卸売市場部会の発展へ情熱を持って運営していく決意を新たにしている。今後、手数料自由化等の問題が数多く蓄積しているが、部会及び業界繁栄のために努力していく所存である。会員市場の皆様のご協力をお願い申し上げます。