IndexNo:383:車窓から見る景色の変化

今週は、月曜に若干の下げ相場で推移してきたが、お盆用商品の出荷が終わりとなって次の出荷までの時期がズレているために入荷減になり高相場での取引となった。しかし、一部の商品は厳しくなっているために今月まではこの状況が続くのではないかと思う。総合的にみると関東・関西の相場に左右されそうな気配である。
昨日から鹿児島に会議のために一日、掲載が遅れてしまって今日に至った訳で、県内外の花商さんから「体調が悪くなったのでは・・・」との電話を頂いたが、けっして体調が悪いのではないことをご報告したい。

出張は、往路はネット(Web)販売での配達便に便乗して当社の専務に送ってもらい、復路はJRで帰省してきた。久しぶりにJRに乗ると車窓から懐かしい景色が目に入ってきた訳であるが、線路沿いの何人かの生産者のハウスが無くなっていることにショックを感じた。15年前までは、生産物である季節の花々が車窓から見えて「あと10日で出荷だな」と思った頃を懐かしく感じた。花づくりをおやめになった方々は、高齢であり、新しい品目を生産できる技術が追いついていけないとの理由で終わられてきた。

今年のお盆商戦で言えることだが、スプレー菊は、全国どの市場も輸入品に頼らざる得ない状況であったことを考えると、輸入品のシェア率が年々高くなることは間違いなさそうである。年末菊の中国産の動向も気になるが、国内産が今後・台風の影響をどう受けるかどうかという方が心配である。鮮度・選別的にも国内産は問題ないので輸入品には負けないが、自然の影響を受けずに生産できることを望みたい。