IndexNo:386:変化する「敬老の日商戦」プラス台風飛来で変化する商戦
今週、敬老の日需要にて洋花関係は強含みで取引されており、菊類も彼岸需要にて流れもよくて9月の取扱高も昨年を上回るかと思いきや、台風13号が九州方面に向かってくる状況である。昨年の台風14号との違いは「大潮」が先週であったことであるが、風速45mの強い風・大雨の影響が心配であり、年末商品の植込みも終了したばかりで被害がないように祈るだけである。このままの方向で進むと、土・日(17・18日)に最も接近する状況である。台風情報は『情報ボックス』でリアルタイムでアクセスできるので是非、ご利用して欲しい。 団塊の世代である方々も「孫」ができ、おじいちゃん・おばあちゃんと呼ばれている。最近は「敬老の日」というイベントも昔のようには、花々をプレゼントする傾向が減少してきているのではないかと思う。何故なら、花商の方々が仕入の面でイヤに余裕があると感じてきているからだ。ここ宮崎では、郊外店であるイオンのオープンや先週に増床オープンした中心市街地の山形屋の登場で「買物商戦」が繰り広げられているために「敬老の日」のプレゼントは、そちらに全部持っていかれている状況であるのではないかと思っている。この郊外店と中心市街地での「買物商戦」の影響が花業界にも来ていることは間違いない。 しかし、18日が「敬老の日」であり、その日は台風の為に家族総出で行く外食やプレゼント購入等すべての販売商戦にも影響が出てくるだろう。そうなると、今後はニッセンやベルーナ等の通販業界や楽天などのネット商戦が繁盛してくると思われる。私達の時代は、敬う相手に思いを込めて直接、手渡しでプレゼントしてきたが、現在では宅配や郵パックでの配送で済ませる人達が多くなっている、いわゆる「義理プレ」である。このような大事なイベントに台風等の天災が重なると余計に「わさわざ足を運ばなくて済む」買物が増えてくる。花業界も本気でJFTDやFシップ等に頑張ってもらいたいと思うし、応援をしていかなければならないのではないかと感じているのは私だけだあろうか。 |