IndexNo:407:花き業界のタブーに挑戦する
今週は、入荷も減少し冷え込みも厳しいこともあって高値で取引されている。とくに葬儀需要に後押しされ白大を中心に今日も好調である。鉢物は、昨年が5日(木)初市に切花・鉢物と販売したが、今年は11日(木)に鉢物初市を行い好調に販売できている。売り日が1週少ないが、強含みの相場を維持できれば問題ないだろう。 今年はセリ場の活性化をはかることを中心に取り組んでいきたいと思っている。従来の相対販売もネット(Web)を中心にしていくことで注文以外はセリで購入していただくように計画している。今後、営業会議等で協議し、社員の意見を聞いて最良の状態で望んでいきたいと思っている。買参・仲卸の方々から勝手な販売の仕方だと不満も出ると思うが、良い方向付けができると思う。市場の基本であるセリ時の販売は、その時々で変化していかなければ次のステップにはいけないことは現実であるのだ。 時代にそった改革をしていくことは「花き業界のタブーに挑戦するのが腕のみせどころ」だと思う。多くの倒産する企業や経営が行き詰った企業を思い、考えれば、社員や幹部に不満があるのは当たりまえのことである。「自らが取り組むべき範囲を勝手に線引きしてしまう」というのが経営者が思う不満のひとつである。限られた担当分野の改革とはいえ、部門の体質を変え、さらに発展させようとする過程での重要問題のひとつは、いかに改革の妨げとなる業界の制度的・風土的障害を打ち破るかということであると思っている。しかし、そういった発想を欠き、与えられた組織や制度・社内風土などの条件を前提として、その枠の中でだけ仕事をするものと考えてしまっている人が少なくない。 大きな改革をやろうとすれば、部門単独の改革ではムリなことが出てくるものである。当然のように、マイナス的な意見交換や会社の方針の責任にしてしまう。また、「このままが楽でイイ」という仲良しクラブ的な考えになってしまう。大事なことは、タプーと言われていることに真正面から挑戦して、社内の事業環境の改革をすることまで、私達幹部と社員の責任範囲ととらえるべきなのであると私は思う。 |