IndexNo:408:2/2合同新年会に臨む

今週、切花は高値取引された先週と比べると入荷が増えて安定相場で取引されている。鉢物は、来週から買付商品の供給によって活気が出てくるので、このまま継続して好調を維持したいと思っている。

他県の市場では、花き生産者の後継者不足が深刻であり、数年後には1割強の生産減を予想している市場もあるほどだ。また、減少する出荷物を補う予定もないと聞いている。重油高騰・人件費(人材確保)・運賃等の問題も新規生産者の参入を拒んでいる状況である。ここ宮崎は、産地県としては後継者が育っている環境にあるのでこれからが非常に期待できるところだと思っている。先週のコラムで書いたとおり、いまセリ場の活性化に取り組んでいて「元気な市場づくり」を今年の目標としている。市場が後継者を育てるという理念の中で、営業社員との接点を見い出して「共に育つ」ことを考えていこうと思っている。

2月2日に当社の新年会が開催される。毎年、参加者が増えて恒例行事のひとつになった。7割以上が生産者の方で多くの意見を聞く場でもある。セリ人である社員が多くの方々と懇親を深める場でもあるが、メインは買参・仲卸との意見交換であるはず。後継者、新規生産者の方々が多いので是非、勉強・懇親の場として役立てて欲しいと願っている。また、年末の元気なさのお叱りも受ける覚悟であります。とにかく、今年1年の市場としての意気込みを参加者に伝えて、皆と共に景気よく1年が続き、良い年であるよう望むところである。