IndexNo:414:3月商戦スタート

今週は、卒業式等の仕事花と小売需要におされ、セリの流れもよく、3月商戦にむけて絶好のスタートとなった。昨年の3月は冷え込みが強かった事で例年にない売れ行きをしたので、今年も続いて好調を維持したいと思っている。

全国、個々の花き市場に生花商または花商組合があると思う。当社でも殆んどの買参人の方々が入られており、市場運営に協力をいただいている。しかし、県外の市場の中には絶対的な力を保持して、市場経営や運営まで口出ししているところがあるそうだ。確かに、組合の役員になると責任の重さから市場との意見の食い違いもあるだろうが、市場の運営ならともかく経営までは入って欲しくないというところは市場としての本音と思っている。また、市場側が組合活動等に否定的だとしたら、その溝は深く、埋まるどころか深くなる一方でしょう。

花き市場は、売り手(出荷者)と買い手(仲卸・買参)によって流通がなされている。出荷者のみのヒイキとなると買い手には問題が残ってくる。また、逆も言えることである。すなわち5対5の取引がベターであり、両者とも問題が起こらない範囲であることは間違いない。この組合活動に必要なものは、運営や行事等をしていく為の資金であるが、市場に期待して来る所は多いと思う。市場として協力できるところは、資金と労働力しかないので、その期待に応えていくべきではなかろうか。完納奨励金等の率的な問題もあるだろうが、机上で意見を交換して、両者の意見の落としどころが見えてくれば必ずうまくやっていけると思っている。

お彼岸商戦に向けての情報であるが、菊類・百合類とも一日に集中して多く入荷するのではなく、長期に渡り、定量での入荷となってくるので、市場側も買い手側もスムーズな取引ができ、中値安定で推移するものと思っている。今年の傾向として、暖冬の影響か小売需要が早く販売面も順調にいっているので、例年並の相場では取引されてくるだろう。洋花関係は、輸入物の供給(商社から)との兼ね合いもあるが、数量が絶対的に少なく、相場を維持できる販売となるものと思われる。多少の前進傾向がうまくいっている状況である。当社としても12月に続き、大きな取扱高を計上してくる月なので頑張って販売していきたいと思っている。