IndexNo:420:地方の私達がパイの拡大(消費拡大)をしていき、九州・全国と広がっていけばいい

今週、温暖な気候が続いている現状にて、全体的にもちあい相場で取引されている。昨年と比べると数量的にはダウンしているが、今年の場合は、温暖な気候の影響にて残咲花が減少し、苦戦して販売している商品が少ないのが特徴といえる。しかし、今朝の情報では、鹿児島の市場にて菊類を中心に軟調相場で取引されているとのことで引き締めて販売していかなければいけないと感じた。

9・10日と福岡JAあさくら切花部会の総会に出席してきた。今回の総会にて、柳瀬部会長から中西部会長へとバトンタッチされ、今後の部会活動に期待をしているところである。前任の柳瀬部会長には長年、弟分として可愛がってもらい本当に感謝している、また草花類・新鉄砲百合・大菊と当社の重要な産地として、部会員を先導してまとめられてきたご苦労に敬意を表したい。新役員の方々とも永いお付き合いなので、これからも互いに意見を言い合える産地と市場の関係を保っていきたいと願っている。

先週、コラムで申し上げた通り、11日に宮崎県花き卸売市場連絡協議会の「春の協議会」が開催された。お彼岸(春・秋)・お盆・正月前と消費拡大事業を開催していくことで決定した。参加市場も仏花を含めた家庭での花の消費が落ち込んでいることで花き業界が低迷していくことや、これからの展望として市場取扱高が減少していくことにを実感しているとのこと。この消費拡大事業に於いては、私が代表となり各市場の専務・常務。部長クラスの方々と幹事会レベルで進めていく。

今後は、生産者団体(県・JA)と生花商団体の方々にも参加していただき『地方でできる消費拡大事業』を展開していきたいと思っている。この事業では、メディア(各媒体)を利用していく予定だが、予算的な問題もあるので何回となく協議を進めていかないといけないだろう。「誰かがやるのではなく、自分達でパイを拡大していく」との気概を持っていき、20代~40代の消費者の開拓をしていく。地方の私達が行動を起こし、少しでも成果が出たとすると、これが九州・全国と広がっていくのではないか。是非、行政を含む県内の花き関係の方には、ご協力・ご支援をいたただきますよう宜しくお願い申し上げます。