IndexNo:421:東京上野 「花・特別展・FLOWER」゛見学して思うこと

例年この時期に言えることだが、黄大を除く菊類は、年末二度切りの分が入荷して弱気配の取引となっており、草花・球根系はもちあい相場での状況である。鉢物は野菜苗を中心に強含みの取引となっており、全体的に春商戦に突入かと思わせる気配である。

今週は、16日~18日と東京での会議出張が続き、4月とは思えない寒気のために風邪気味で腰痛も再発し、心身ともに疲れ気味である。また、決算時期をむかえて昨日から徹夜の作業に入っている。毎年であるが、4月中旬から5月中旬までの1ケ月間はデスクワークが大半を占めて体調管理が難しくなる。

さて、17日市場協会の理事会終了後に上野の国立科学博物館へ「花 特別展 FLOWER」の見学に行ってきた。花々の香りや青いパラ・青いケシの花(残念だが今週は咲花なし)等、多くの入場者で盛況であった。東京という人口の多い都市では、このような特別展等に多くの人が集まるので都の花き業界も消費拡大へと繋がってくるもの。この特別展が宮崎で開催されたら、果たしてどの位の入場者になるだろう。また、宮崎での開催であれば、消費拡大にプラスになるのだがと、そのようなことを考えながら見学していると「東京はスゴイ。羨ましい」と感じるのは私だけかと・・・。しかし、東京都の市場関係者の方々が何人位見学に出向き、この特別展の盛況さをご存知だろうか。

消費拡大のことになるが、市場協会の理事会終了後に九州花き市場連の平野会長に宮崎県の「パイの拡大」事業のことを述べることができた。平野会長は日本花き市場協会の「花き産業のパイ拡大委員会」の委員長であり、当県の事業のことを熱心に聴いて頂いたことも収穫であったと思っている。宮崎から九州へとひとつのレールが引かれ、花き業界の販売拡大へ繋がることを思い、九州管内の市場の皆さんにも協力をいただき頑張っていきたい。私達は、東京のように多くの人口のもとで商売はしていない。だから私達が人口以上の「動き」の中で努力していかなければならないのである。