IndexNo:422:株主総会をむかえ思うこと
今週、切花は球根類以外は厳しい取引となっている。年末二度切り分の大菊をはじめとする商品が苦戦続きであった。鉢物は、野菜苗を中心に引合が強く好調に販売されている。今後は、鉢物・苗物とシーズンを向かえることと母の日需要において、カーネ・紫陽花をはじめ強含みの取引となってくるものと思われる。 5月というと当社の株主総会が開会される。40名弱の株主に今期の営業成績を説明し承認を受ける場であり、次年度及び将来のビジョンというものについて会社側が公の場で発表できる場でもある。また、平成21年度の市場手数料自由化を2年後に控え、市場の進むべき道を決定していかなければならない。そのために、生き残るための経営戦略を提案をしていく所存である。 新しい提案は、周りがもめるような内容であればあるほど価値があるもの。逆にいうと、周囲が「それはイイ。やりましょう」と簡単に同意する程度のものではダメだということだ。実際に、抜本的な改革で成功した事例、先進的な事例をみても、当初は周囲の大反対にあい、多くの議論の末、決断して実行したものが多いのも事実である。 ここ1週間というもの、私が毎月、振替伝票を打ち込みしてつくる元帳をベースに決算書を作成している。毎月の決算が大事なことだとは誰もが理解していることだとは思うが、税理士任せではなく、本人で作成していくことは、本当に辛いものがある(税理士にも委託はしている)。しかし、自分でつくるから現況が理解できるし、目標値の修正もできる。今後、2年間が当社にとって最も大事な年になるので社員共々、一生懸命努力して、花き業界に貢献できる企業を目指したいと思っている。 |