IndexNo:426:「恩]を知る

今週、切花は全体的に一部の品目を除き、軟調な取引となっている。鉢物は、苗物・草花が堅調な販売ができており洋ラン類・観葉物が弱含みの取引となっている。6月の婚礼需用も来週位から加速してくるので期待はしている。

人から受けた「恩を知る」ということは、人の心を豊かにする無形の富みだと思っています。私も過去の当社の営業時代から常務・副社長時代・そして今と多くの人からの恩を受けています。この「恩」には、取引において高い安い関係なく通年出荷をして頂いた出荷者の皆様。遠くから、そして朝早くから市場に来て出荷・購入していただく方々。無理売りを笑顔で応えてくれた買参・仲卸の皆様。私を含む営業社員を我慢強く教育して頂いたり、本当に数えればキリがない。

父の市場経営時代から取引をいただいている日向の児玉信幸さんには、昨年末の相場下落時に「渇」を頂いて来期の目標に進むべき勇気をもらったのも事実である。先輩の経営者がよく言われることに、直接にお叱りをしてくれる人は宝物だと思えとある。あの12月の相場で弱い気持ちでいるならば、今の「強い気持を持つ」という目標は出てこないだろう。児玉さんからの「父以上に頑張れ」という言葉で強いリーダーとしての意識を持つことができたのである。。私を生んで育ててくれた両親・ここまで生きることに助言や叱咤激励を頂いた方々、多くの人達からの「恩」を受けて、いまの私がいる。これからは、その「恩」を返していくことが私の使命だと思っている。