IndexNo:440:花き園芸新聞から学んだこと
今週、切花は入荷数量が増えずに買参の方々にご迷惑をお掛けしている。また、先週からの白大の高値により、全国の市場から問い合わせがあるものの100%対応できないでいる現状において、生産・集荷計画の難しさを実感しているところである。鉢物は、秋商品の入荷が増えてこれからの販売に期待をしている。 今日、当社が年間行事として計画しているボーリング大会と懇親会が開催される。毎年、参加者が増えて今年も150名余の生産者・買参人・仲卸の方々にご参加を頂けることとなった。担当者の話では、ボーリング場貸切での大会になり、商品も電子レンジ・自転車から小物まで、かなりの量で用意しているようである。懇親会も情報交換の場となり、生産者と買参・仲卸との懇親を深めていただいている。参加する生産者の方々も近年、若い方が多くなり、生産物に対して真剣に話を聞かれることで今後の計画にお役に立てればと思っている。 全国の花き市場で鉢物の低迷が長引く中で、8月25日発行の花き園芸新聞の社説にガーデニング関係の低迷・その原因についての見方が掲載されていた。原因として①既存の花苗の問題として、多様な植物が難易度や適期。地域性におかまいなく供給されたこともあって消費者には期待通りの結果が得られなかったという失敗経験の積み重ねが響いた②園芸資材や園芸用土の問題として、生産者は自分の物に合わせて土作りを行うが、安価な価格のみを表示して、誤った成分や生育の為の土類が存在した③飾り方の問題として、お手本として業界が販売後のフォローにあまり力をいれなかった。他にも色々と掲載されていたが、私を含め当社の社員が驚き、肩を落としたのは『人間、花のことばかり考えているわけではない』という文句である。 この社説を書いた花き園芸新聞社の方に心より感謝申し上げたい。私達、花き市場他関係者は、原因についてはある程度、理解できてはいたが、この社説にて問題の発見を知ったことは間違いないと認識している。今後は、業界・市場でどう対応していくかがボイントとなると思う。また、生産者の方々が、この新聞を何人の方々が読んでいるかはわからないが、業界の情報として取得していく為には必要ではないだろうか。花き園芸新聞社から頼まれてはいないことを前提として是非、購読して欲しいと思う。 |