IndexNo:441:マイナスサイクルからの脱出は「ゆとりを持つ」ことから
今週は、大菊をはじめ菊類が好調に販売できている。白大は入荷が増えて安定した価格での販売になり、洋花類も入荷が増加傾向にあり、彼岸商戦に向けての良い意味での9月スタートとなっている。鉢物は、35℃を越す暑さの影響もあり、全体的に弱気配での取引となっている。しかし、来週から名古屋からの買付も開始していくので、商品構成の幅が広がっていくので期待はしている。 当社も取扱高が最高で28億を計上したことがある。しかし、現在は全国の花き市場と同じく、毎年のように小額でも減少していくマイナスサイクルという状況にあるのは間違いのない事実である。通常では、いったんマイナスサイクルに落ち込むと、なかなか仕事も思うようにいかない。すると、焦ってますます結果が悪くなる。だから、雑用的な仕事も増え、ますます自信をなくし、ゆとりがなくなっていく。そうなると結果もよくならずに泥沼状態になっていく。この泥沼から脱出するには、ゆとりをひねり出し、好転の糸口を探すしかない。知恵を絞り「充分な準備と努力」を実践するしかないのである。 ゆとりを生み出すために工夫をしていくのは、当然であるが、そのために「人を増やして下さい」などと泣き言を言う人達がいる。私は思うのだが、そのゆとりを誰かに作ってもらおうとしいるマイナス発想の人達が何処の会社でも大勢いるのは確かである。残念ながら、どの会社でも人を増やしてくれる余裕はないし、余分な人もいない。マイナスサイクルからの脱出の為に、体制を立て直すためには「自分でゆとりを生み出すしかない」のである。 また、どんな課題(問題)が発生しても「それだけに専念すればできるのだが・・・」と思う人も多い。私も過去に担当を持っている時にそのような経験をした覚えがあるので理解できる。しかし、仕事での課題(問題解決)というのは、今までにやってきた仕事をしながら、それ以上の何かをやろうとするものだから、相当の覚悟を必要とするものだと思うのだがどうであろう。頭を冷やして現状を知って「ゆとり」づくりをしていくのがの問題解決の第一歩だと思う。 |