IndexNo:450:感銘を受けたFS・セリカさんの社員さん
今週は、水曜中日までは、堅調な取引ができていたが、今日は、菊類を除く花々が軟調な取引となってきている。原因として、11月に25度を越す気温が続くことが影響しているものと思われる。鉢物は花苗の好調な販売のお陰で昨年並みの取引ができており、ポイン・シクラメン・シンピ等の冬商品の取引も活発化してくるし、名古屋買付商品もラインナップしてくるので強気配での取引を期待している。 鉢物市が終了し、当社の顧客である『うめこうじ』さんが、購入された商品をパートさんたちが集荷に来て、全員がホーキを持って最後まで掃除をしていくことは、「社員教育の成果」だということを過去のコラムでお話してきたと思う。今日は、切花市での出来事をお話してみたい。セリも終盤に近づき、日南の買参の方とお話していると、駐車場側を指差して「ああいう会社に社員を研修に行かしたい」とのことであった。荷物の分配をやめて観てみると『フラワーショップ・セリカ』さんのトラックであった。セリカさんの荷物を取りに見えていた社員さんが、荷物を積んだあとに、トラックと道路に落ちた花クズをホーキと塵取りを持って、丁寧に掃除をされていた。 F・セリカさんというと『葬儀会社のファミユー』の生花部門であるが、親会社の社長さんの教育が徹底されてのことか、素晴らしい社員教育だと感じ、感銘を受け、見習っていくことを本当に実感した。昔、ある経営セミナーに参加して、こんな話を聞いたことがある。それは『取引先に行ったら、あなたは会社の代表として自分を意識しなくてはいけない。取引先の会社の人々は、貴方の行動・言動で貴方の会社を判断するのである。会社に一歩入ったときから気を抜いてはいけない。』と。そういう会社の代表の一員として、また気概をもって、セリカさんの社員の方は掃除をされていると感じた。 この話を読んでいる方々は「なんだそのくらい」と思われる方が多いと思うが、では、自己の会社ではどうであろう。ある人は、市場にゴミを持ってきて平気で置いていく。まだゴミならいいが、ある人は使用しなくなったガスレンジを深夜に持ってくる。お客様全員がマナーの悪い人ではなく、私達を励まして頂いたり、身体の心配をしてくれたり、そういうお客様もいらっしゃる。多くのお客様が居て、私達は商いをさせて頂いている。今日の話は、当社も集荷や配達時に掃除をしてくる位のマナーを徹底させたいと感じたのである。外部から観ると本当に美しく、感銘を受けたことをお話したかったのである。 |