IndexNo:451:産地と共に伸びることは、真剣に向かい合うことだ
今週は、日本花き花き生産協会との意見交換会と日本花き市場協会の理事会他に出席のため市況報告ができないでいるが、切花では入荷量及び取扱高ともに昨年並み・鉢物は、シクラメン・ポインをはじめとする草花・苗物・ラン類共に活発な取引ができている模様である。 昨晩は、SP菊・大小菊の産地であるJAそお(鹿児島)の婦人部の懇談会に出席。10数名のご婦人方に現況とこれからの動向についてお話させて頂いた。その中で、重油高騰で苦しい状況であるが、コストが上がっているのは国内だけではない。諸外国も同じくして厳しい状況であるので努力して欲しい旨を伝えた。また、JAそおの場合は、生産指導及び販売が最も確立しているので、その状況の下、今後も生産を続けることが生き残る手段であるとも伝えた。生産者自らの声が大きくなる産地は長続きしないし、しっかりした指導者がいらっしゃるので今後も『共に伸びていく』ことをお願いした。 本日、朝に市場視察となった訳であるが、マレーシア・韓国のSP菊や産地ごとの大菊や沖縄・地元産の小菊等を見ていただいて、その商品の良いところを参考にして今後の出荷に役立ててもらう。また、生産者の出荷時の状況と市場販売時の商品比較。購入して頂いた花店等がどの様に使っていくか。花店が購入後に使いやすい結束の仕方を「目で観て」と「触ってみて」勉強していただいた。私達は、このような市場視察・研修の中で、どのようにすれば「売れるか」「生き残れるか」ということを正直に伝えていきたいと思っている。大事な取引先だから「ヨイショ」するのではなく、そういう取引先だからこそ、厳しい視点で接していくべきだと思うし、そのことで「より良い産地」となれば平気で叱ったりする。このことが市場と産地が信頼関係を長続きする重要なことでないかと思う。 |