IndexNo:453:生産・販売を強化に推し進める
今週、切花は大菊は好調に販売されているが、SP菊・小菊が軟調な取引となっている。また、洋花・球根類と先週と比べ、弱気配の取引となっている。鉢物は、寒気の影響かパンジー・ビオラ・花苗類は不足気味で強含みの取引であり、全体的な入荷減少傾向でシンビ・胡蝶らん・シクラメン・ポイン・他草花と好調な販売ができている。 最近、年末の沖縄・他産地の菊類状況を聞かれることが多くなった。先日、沖縄の情報が入手できて、前年比、黄大は97%(精興の秋は増)・白小は減少するものの、新規品種導入の黄・赤小菊は若干の増加と聞いている。年末は、沖縄産に頼るものがあり、最近の品質管理の良さ及び品種設定には十分に期待していいと思う。あとは天候と気温の問題だけであり、このことが小売事情にどのように左右されるかであると思っている。 先日、ある県の菊産地において聞いてきたことであるが、某市場が生産者に流した指導方法に疑問がある。これから白大菊が増えるから生産面積の3割程度をSP菊や黄大や草花に変更してみたらという。この意見により、生産者の方々から不安視される相談を数多く受けた。確かに輸入菊との競争や重油高騰でのコスト高による厳しい状況であるが、何を生産してもある程度のコストはかかるものと思っている。その中でも、生産者の方々は、発育・開花設定温度の低い品種の導入などの努力もされている。何らかの意見を持っての指導だと思うが、白菊が増加してるわけでもなく、むしろ、その市場は減少傾向にあることは事実であることなので理解に苦しむ。もし、私ならば今の状況で生産して頂ければ、必ず販売していくとの強い意志の元に指導していくだろう。色々と話をしていると。その市場は販売市況や次回セリの要望すら電話してこないという。 宮崎中央花きでは、セリが終わったら、買参の方々のトラックへの荷物積み込みを手伝った後、市況報告・次回出荷要望を2時間位かけて、ある程度の出荷者の方々にご報告・お願いをしている。昼飯に入るのは、3時過ぎになる時もある。また、生産に対する要望等に関しては、現状の生産品目を重視して販売をより、強力に推し進めていく方針を持っている。 |