IndexNo:455:松市を終えて

実質、12月2週目を向かえて切花は、入荷数量・取扱単価とも昨年並みで推移している。鉢物は、ラン類でシンピ・胡蝶蘭の出荷遅れによる入荷減で好調に販売されている。花苗・ポイン・シクラメンも来週が入荷のピークとなるので、この勢いで販売できていけばと思っている。

先週の土曜日は松市で、今年は販売努力が実り、入荷数量で40%、取扱高で30%の増加で販売ができ、中・下級品だけではなく上級品もコンスタントに販売できたのが松市の成果であったと思っている。ちなみに、若松の販売数量も27万本弱となり、相対販売も顧客が増加してことで取扱数量共々良い流れでいったのが大きかったと思っている。

どんな会社でも目標・発想は持っていると思う。「ウチの会社は取扱高が小さいから、そのなの関係ネェ」という会社はないと思う。当社は、何百億を誇る市場に取扱高での目標をしたことはない。しかし、その会社の美味しい部分(人材育成・集荷力・販売力・方向性)を真似ていくことは目標にしていいの思う。

中小・零細な会社ほど発想の限界を自ら引いてしまうのある。勝手に「当社は中小企業だから」という理由で「できない」「むずかしい」と結局、今までのやり方から脱しきれない。そういう思い込みだからこそ、実際、小回りがきき、方向転換が素早く出来るはずの中小企業ほど、10年前と同じ事を繰返しているようにみえるが・・・・。

過去のやり方で限界まで来ているだけであって、新たな発想で過去の限界を超えていないだけなのである。「自分なりに努力している」と考えた時から、新たな発想の芽はしぼんでしまうと思う。限られた地区・限られた分野(資金・人材等)・限られた客層の中で優位な局面を作っていくことが改革、そして目標・発想ではなかろうか。