IndexNo:457:感謝・感謝
今週、切花は、年末商戦の本番を迎えて、入荷量・取扱高とも、暖冬苦戦の昨年を大幅に上回ることができた。相対販売の好調に加えて、全国の市場からの途中注文も増加したことで好調に販売できたし、7・8月からのセールスが良い結果になって出てきたものと思われる。鉢物は、最終市ということもあり、ジンピ・シクラメンを中心としたセリ状況であったが、若干の苦戦はあったものの取扱高の面では、昨年の日間取扱高より10%増で推移できた。 今年も今日の開市で終了となる訳だが、厳しい年でもあり、苦い経験の中にも勉強もできた年であった。また、1月~9月までの9ケ月間がとても長く感じたのは市場関係者の中では私一人だけではないはず。昨年の12月は現職知事の逮捕の影響で、官公庁の自粛ムードに流されてギフト商品(高額)がまったく売れずに本当に苦戦した年であったが、今年は元気な知事のおかげで、私達も元気をもらって動くことができたと思っている。 その知事も来年はスイートピーのセールスに動かれる。県内の花き業界が盛り上がり、重油高騰等の影響にて苦しい状況が続いている、全ての県内生産者が追い風に乗れていければと思っている。私達も「苦しいときの知事頼み」だけではなく、一人ひとりの努力も怠らないようにしていくことも大事である。 最後に12月25日に給与日に社員に渡す「社長のメッセージ」の中から抜粋して終わりにしたいと思っています。早いもので2002年6月から始めたこのコラムも5年目を迎えまして、たくさんの方々から激励を頂きました。これからも『想い』を続けて行こうと思いますので宜しくお願い申し上げます。来年が皆様にとって良き一年でありますことと、重ねまして商売繁盛とご健勝をご祈念申し上げ、お礼の挨拶とさせていただきます。本当に有難うございました。 社長のメッセージ 平成19年12月 今年もあと6日あまりで終わってしまいます。また、3年続けて花き業界・当社も厳しい年でしたね。しかし、これからの業界・当社の方向性を決めることに関しては、私自身、苦しい中にも、次のステップをどうしていけばよいかということを感じたような気がしています。業界の中で生き残るための「手段」「手法」「改革」を今後、進めていこうと思っています。 今日のFAXでJC時の友人がお亡くなりになったという訃報が入っていました。もう、私達の年齢も健康に気をつけていかなければならないと思いました。まだまだ、若くて元気だよって思っていても、どのようなことが起きるかはわかりませんね。 会社では、一年間、皆さんが入院することなく、そして、大きな事故なく、無事に今日を迎えることができました。取扱高の面では悩みましたが、皆さんが健康でいてくれることが本当に嬉しいことです。 『猛将の下に弱卒なし』という言葉は、「強い社員は、強い社長の下でしか育たない」の意味です。今年10月までは、取扱高・取扱数量の減少にて責任という「ひと文字」を背中に背負って、支えられない時期もありましたが、私が強い「意志」を持つことで何とか対処できることを目標に努力してきました。その目標は、皆さんの協力で11月・12月と過去の厳しさを少しずつでありますが挽回できています。 来年も『強い会社』『強い社長』として皆さんを引っ張っていくので、ついてきてください。そして『強い社員』として会社を支えていって欲しいと願っています。そして、すべてのお客様・業界に利益を還元できるよう、全員の力で頑張っていきましょう。 一年間、本当に有難うございました。心から感謝を申し上げます。有難うございました。 「合掌」 代表取締役 小倉幹哉 |