IndexNo:462:「生産者組合」設立をおもう
今週、切花は、寒気の影響にて入荷が減少して好調な販売ができている。大菊に関しては、県外市場が高騰している関係で入荷は減少傾向にある。鉢物は、土日の雨続きで小売が振るわない状況と寒気の影響にて、当社を含め、各県の市場は入荷が減少しているものの厳しい取扱いになっている。明日の土曜日から日曜の午前中まで雨の予報が出ているので、小売事情が来週の鉢物を左右してくるものと感じている。 今日は、恒例の「4者合同新年会」が市内のホテルにて開催される。出席者数は昨年並みの180人前後となっており、大いに盛り上がっていくものと思っている。今年の出席者名簿を見ると、感じることがある。それは、60歳以上の生産者の出席が10名もいないのだ。30歳~40歳の方々が全体の7割以上を占めている状況である。当社は後継者育成と新規育成をここ5年間に進めて来た訳だが、ここにきて、ようやく花芽が見えてきたようなことで本当に嬉しく思っている。 当社は、平成8年に私が社長就任時に生産者組合を解散して13年経つ。当時は、組合活動が殆んどなく、懇親会がメインとなっていたので多くの方に相談して解散した経緯がある。しかし、県内外にこれだけ若手の生産者が多いと、その方々が生き残っていけるように市場側に大きな責任があると確信している。その為には「生産者組合の設立」をして、品目・品種を越えた勉強会が必要になってきているのではないかと思っている。いや、作らないといけない。今日の「合同新年会」において、組合設立の趣旨とみなさんの意見を聞いて、活動内容・予算・規約まで踏み切ろうと思っている。 この新規に設立する「生産者組合」は、生産に際しての技術向上は勿論のこと、過去の業界の歴史も理解して頂き、コスト安に対する取組や当社以外の出荷先の検討などもしていきたいと思っている。また、多くの生産者の先輩方にも参加していただき「生き残れる農業」を目指して生きたい。私自身、今年も多くの「動き」が必要になってくるので頑張って努力していく。 |