IndexNo:474:前向きな販売姿勢と堅実な集荷体制で2歩前進する

今週、切花は、年末二度切り分の大菊が大量に入荷されていることで菊類を中心に軟調な取引となっている。温暖な気候の下に仕事花需用も減少している状況であり、一部草花類はいいものの全体的に弱気配の相場で動いている。鉢物は、土日曜の晴天のお陰と春植商品が出揃った関係で苗物を中心に好調に販売され、例年並みの取引となっている。今週も晴天が続く関係で来週の鉢物も堅調な取引が期待される。

花や野菜や魚の生鮮品が売れない。全国の花き・青果・水産の各市場の取扱高も大幅に落ち込んでいる。生産者もコストの上昇・単価安にて厳しい。そういう状況の中で宮崎中央花きは今期に『前向きな販売姿勢と堅実な集荷体制で2歩前進する』を打ち出す。①買参・買出の増加によるセリ・相対の強化販売。これは、県外生花商並びに中堅のスーパーを含めた販売強化、そして現状の顧客に対してのセリ・相対販売増加②他市場並びに県外仲卸への商品販売強化③2パターン集荷販売。これは、今まで取引をして頂いた(我慢して出荷頂いた)品目別の出荷者の商品を確実に販売すること。新規出荷者に関しては、選別・規格を見極めて入荷体制を組む。

これには、確実に来るであろう夏商品の生産増の中で現状の出荷者と新規出荷者を2つのパターンで販売していくことである。新規取引が少ない現状の中で他県が安いから当市場に出荷する・・ということには断固たる手段を取る。一つは、高値は付かないが、安定相場で確実に販売していく市場を確立することである。

買参・仲卸の方も表示盤に掲示される生産者名は毎日のように観て覚えていただいて、購入していただいている。誰がいつも安定した量を出荷してくれていることは理解されているから相場安でも助けていただいている。市場そして購入する方も、他市場が高い・安いで出荷してくる生産者より、常時出荷してくれる生産者を大事にしていくことは当たり前である。但し、品目担当者が認めた新規生産者は例外としていく。