IndexNo:475:モノが値上がりする時こそ、チャンスが生まれる
今週、切花は母の日前商戦を前に若干の小動きはあるものの、全体的にもちあい相場での取引となっている。来週の入荷状況として、カーネSP系は赤・P系そしてグリーン系の引合いが強く、他の草花・洋花と強気配での取引となる模様である。鉢物は、カーネ・紫陽花・ラン類をはじめとする母の日用商材は、好調に販売されている。次週は、母の日前での取引で好調に販売ができるものと思っている。 燃料が暫定税率の戻りで前より価格が上昇し、食品・生活用品・そして公共料金まで値上げが続いている。生鮮4品の価格は上がらずにいるが、ここでひとつのチャンスも出来ているのは事実である。消費者にむけてアピールできる『唯一のチャンス』であり、消費拡大を今すべきでなかろうか。身の回りのモノが価格を上げていく中で「花は上げられない」ではなく、『花だけは価格は上げません』という発想で消費者にアピールしていけばと思っている。花屋さんの店先に自らPC等でポスターを作製して消費者に伝えていくことで、行動していけば販売のチャンスも出てくるであろう。 逆転の発想での消費拡大のチャンスを自らの手で手中に収めていく。「何かをやらなくては」から『何をするか』である。もし、このコラムをお読みになっている花商の方が、私の発想を進めていただければ必ず、販売拡大ができるものと思っている。いつも言っていることだが「コツコツ」とやってみることであり、そして、「アクションを起こす」ことで結果がついてくる。それでも、結果がついてこなければ「次の手を打つ」ことで経営の発展と従業員の「やる気」も生まれてくるものと確信している。代表者が一人でするよりも、全体で努力していけば『繁栄』が必ずついてくる。 |