IndexNo:479:ネット(Web)サービスね6年目を迎える
今週。切花は、梅雨入りを前に続落での取引となっている。とくに全国の傾向として、大菊を中心に菊類が厳しいようだ。この原因として燃料高騰により、3月彼岸明け~4月生産分を5月末から6月出しに切り替えた生産者が増加して、夏菊と冬菊が重複して大量に入荷していることと、長雨が続き小売事情が厳しいことが考えられる。鉢物は、当社比で入荷量・単価とも昨年を上回り、取扱高で10%のプラスで好調を維持している。今週土・日と晴天での予報であるので小売も良い結果となってくると思うし、6月もこの好調な状況が続いていけばと願っている。 当社のネット(Web)販売システム及びHPが開始されて6年目を迎える。アクセス数も70万を越えて、重ねて毎年ネット(Web)での取引も増加している。このシステムを開始した時は、九州初ということもあって注目されていたが、今では殆んどの市場がこのネット(Web)システムでの販売をしているのが現状で、個々の市場の魅力ではなくなってきている。当社では、様々な問題の中でネット(Web)オークションでの販売が開始できないでいる。これは、次世代の販売であると思っているし、画期的な手法ということでは注目されているが、まだまだ法的な協議を重ねていくことと、周辺市場との問題で開始という事に関しては時間が掛かりそうである。 私達のような地方の零細な市場は、都市部の大型市場がネット(Web)販売を進めている中で、同じ販売・サービスをやっていくことはキャパやエリアの問題等で太刀打ちできないのは当たり前である。そのためには、できること・できないことを見極めながら、次の販売戦略ということを考えていかなければ潰れてしまうのである。市場再編や市場のあり方を変えていくことで対応していくことや、情報・行動により次の戦略をみつけていくことが必要となってくると思っている。今こそ、地方の花き業界が一緒になり行動を起こしていくことが大事である。 |